投影の効果
シンボルマーク・文字など、 目的に合ったゴボを光学部に挿入し壁や床に投影して演出効果を高めます。
床や壁の条件
投影する床や壁はできるだけ薄い色で、 また地明かりが暗い程(投影したときの1/3以下)効果があります。
投影するゴボ
当社の器具を使ってゴボ投影をされる場合は、明るさ、レンズの性能、 ビームの開きなどの器具の仕様が分かっていますので、投影されるゴボが適切かどうかを当社で判断できます。
お客様が他社の器具を使用してゴボ投影をされる場合は、投影されるゴボが適切かどうかを お客様に判断していただく事になります。
その場合、ゴボが細かすぎたり、レンズの性能が悪くてはっきり投影できない事があります。
ゴボに対する熱ストレス
使用する器具によっては、ゴボに熱がかかりすぎて蒸着膜が剥がれたり、薄くなってきたりする事があります。
たとえばMAC500では、光源にMSR575を使用し、ゴボの最大径が23mmと小さいので注意が必要です。 このような場合は連続使用時間を制限したりして、ゴボに掛かる熱ストレスができるだけ少なくなるようにしてください。
ゴボの着色
ゴボを挿入する光学部は高温のため、ガラスゴボ自体にカラーフィルムのように着色することはできません。
単色であれば、シートホルダとカラーフィルタを用いて色を付けることができますが、 色によってはかなり減光しますので効果を考えてお使い下さい。
モノクロフィルムによる投影
当社の器具で、エフェクト系器具のEH-0301、EH-0302、EL-050、ELS-051などは、 モノクロフィルムを種板として使用できますが、FPCシリーズなどに比べて暗くなります。
斜め投影
斜めに投影する場合は、投影されたイメージが歪みますが、これをゴボで補正する事ができます。 文字や模様を光で投影するか影で投影するかにもよりますが、 投影面の垂線と光軸のなす角(入射角)が30°を超える場合は補正をお勧めします。
しかしゴボの補正はできても、斜めに投影する事による器具に近い所と遠い所でのピントのずれは無くなりません。
ゴボの補正なしで入射角30°、45°で投影した場合、 投影されたイメージがどの程度歪むかを下に示しますので参考にして下さい。